建物のことなら何でもわかる建築の構造設計を作る

どんな仕事をするの?

一級建築士という言葉をしばしば耳にしますが、どんなものでどんな仕事をするのかをしっかり把握している人はあまり多くないようです。
「建築士っていうくらいだから家や建物を建てる場合に何かをする人じゃないの?」という程度の認識しかないという人もたくさんいると思いますし、これが「資格」であることさえ知らない人も少なくないのではないでしょうか。
一言でいえば、建築士は建築士法によって定められている設計から工事管理までをすべてに亘って行なう専門家なのです。
そしてその建築士には一級建築士と二級建築士、さらに木造建築士があります。
その中でより幅広い範囲の建物の設計と建築を行なうことが許されるのは一級建築士だけです
たとえば、延べ面積が1,000平方メートルを超え且つ2階以上の建物や高さが13メートルと超えるものなどは一級建築士でなければなりません。
また、学校や病院、百貨店などの大型建築物で延べ面積が500平方メートルを越すものも一級建築士でなくてはならないなどの規制があり、いわば「建築士のスペシャリスト」といえるでしょう。

資格を取るだけでも大変

もちろん誰でもすぐになれるというわけではなく一級建築士試験に合格する必要があるのですが、これが非常に狭き門なのです。
というのも、この試験は難易度がかなり高くて、合格率は12パーセント程度というからその難しさは想像できるはずです。
そもそも受験資格として、建築・土木科の大学を出て2年以上の実務経験が最低必要なのです。
試験の内容は学科と設計製図の2つに分かれています。
学科では、「建築計画」「建築法規」「建築構造」「建築施工」の4つの分野すべてに基準点以上の成績を求められます。いくら総合点が合格基準点を満たしていても、ひとつの分野でも基準点を下回ると不合格となってしまいます。
この学科試験に合格しないと設計製図の試験を受けることはできません。
課題を与えられてそれに沿った設計図面を作成するのですが、知識に加えて実務経験も重要な要素です。
もちろん、両方合格しなければ一級建築士の資格を得ることはできないのです。
以上のような非常にシビアで厳しい試験を経てやっと手にすることができる一級建築士の資格は、非常に取得困難なしかしとても優秀なものなのです。